2014年1月8日号

「かぐや姫の物語」を観ました   
松も明けて世の中も動き始めましたが、休み明けの体には
厳しい寒の入りの寒さが続いていますが
みなさまはいかがお過ごしでしょうか

先日、高畑勲監督の映画「かぐや姫の物語」を観ました
竹取物語では詳しく描かれていなかったかぐや姫の心情を
丁寧に描いたというアニメーション映画です

と言われても思い出してみても竹取物語は古文で冒頭部分
だけ読んだくらいで、テレビの昔話アニメで見たか絵本か
児童書で読んだかで原書に近いものは読んでなかったです

宣伝文では姫の犯した罪と罰とは書かれていたものの
映画の中でもサラッと触れてるだけで結局よく解らなかった
知識と教養があれば話の背景が理解できるんかいな
と思って映画のホームページを見たら月の世界のことは
はぶいても姫の物語を丁寧に描けば大丈夫との判断らしい

言うだけあって赤ん坊から都に出るまでの少女時代は
しっかり描き込まれていて感情移入しやすいようでした
話の筋はほぼ竹取物語のままで驚きはなかったので
自分としては月の世界の話もあればよかったと思いました

驚くのは映像で手書きの墨絵のようでCGばかりの風潮に
一石を投じるようでした。78歳にして意欲的です


                                 (正)

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