2014年3月5日号

小さいおうちを観ました   
三月に入り日差しは強さを増しましたが相変わらず
寒い日が続き、少しだけ春待つ北国の人の気分になります
みなさまはいかがお過ごしでしょうか

先日、山田洋二監督の映画小さいおうちを観ました
平成のおばあさんが親戚の若者に促されながら自叙伝を
書いて、昭和十年代に女中をしていた中流家庭の出来事と
平成を行き来しながら話が展開していきます

おばあさんが楽しい思い出でと書くと若者がもっと暗い時代
だったはずと言ったり、南京陥落してデパートの売り出しで
みんな喜んでいたというのを若者が驚いたりしていました

映画の中の会社の重役たちは中国でのゴタゴタが収まれば
景気が良くなると期待していてアメリカとは戦わないと思って
いたよいうですが結局、泥沼化していったようです

侵略の定義は定まってない。という現代の宰相もいますが
どうせなら下手に誤魔化さずに当時は侵略戦争は禁じられ
てはいなかった。ぐらいに言った方が潔いのではなかろうか

映画は女中時代の家主の年老いた子供に若者が会って
終わりますが途中に何の説明もなく処分された絵の謎が
解明されないままだったのですが無関係だったんでしょうか

原作を読めば続きが書いてあるんでしょうか


                                 (正)

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