2014年7月23日号

うなぎの危機         
土用に入り関東も梅雨明けし今日は大暑で暑さも厳しい
熱帯夜もあり寝苦しい夜もある季節ではありますが
みなさま健やかにお過ごしくださるようお祈りいたします

土用といえば鰻の蒲焼を食べる習わしになっていますが
何十年か前は鰻は滅多に食べられなかった記憶があります
何時の頃からか安く売られるようになりやたら食べ易くなり
その内シラスウナギが獲れなくなって絶滅の危機のみぎり

数週間前、森本毅郎氏のラジオのコーナーを聞いていたら
絶滅危惧種になりそうなウナギに代えてナマズを使ったら
という話をしていました。土用の丑に鰻を食べるというのは
平賀源内のコピーとして有名ですが、それまでは鯰の方が
食べられていて鰻はニョロニョロで嫌だとの評判だったとか

宣伝が効いて鰻の評は鰻登りの一方、鯰は顧みられず
しかし。栄養価も味もウナギに引けを取らないそうで
蒲焼にしても結構美味しいそうで充分代替商品になるらしい

何より鰻は実験段階では完全養殖が出来たようですが
商用にはまだまだ時間がかかるのに比べ鯰は養殖が簡単
既に広く養殖されていて安いというのが強みです

検索してたら今日の新聞にも記事が載ってたんですね
自分で食べてないので本当にお薦めかどうかは未確認です



                                 (正)

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