2015年6月17日号    

          「あん」を観ました
梅雨入りしたものの当地では大した雨はありませんが
各地で豪雨の被害もあって恒例のようで厭な事態ですが
みなさまはいかがお過ごしでしょうか

先日、映画「あん」を観ました。ドリアン助川氏の同名小説を
原作者の要望で河P直美監督が映画化した作品です

お話は小さなどら焼き屋の雇われ店長の訳あり中年男と
ハンセン病元患者であん作り名人のお婆さんのアルバイト
と、家庭に問題ありの女子中学生の三人を軸にした
満開の桜の時季から始まって終る一年間の物語です

ドリアン氏も河P氏も気になる存在ではあっても縁が薄く
明川哲也名のメキシコ人はなぜハゲないし、死なないのか
一冊あるだけ、河P作品は連れられて観た玄牝(げんぴん)
しか観ておらず、難しい題名で取っ付きにくい感じでしたが
あんは題名も簡潔ですが内容も難解でなく感動作でした

公開直後に調べたら県内では二か所ほどだったのが翌週・
翌々週と上映館が増えていました。平日昼間に行きましたが
シニアの方たちで席が七割くらい埋まっていて上映前には
ピーチクパーチク姦しいおば様たちも静かに観てました

カナリアが出てきますが、かごの鳥は空を自由に飛びたい
と思ったら放してやるべきか問題を考えさせられます


                                 (正)

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