2014年5月7日号

里山資本主義を読みました   
気付けば立夏を過ぎて暦の上では夏ということで晴れると
暑いくらいですが、北東に風で曇ると寒いような陽気もあり
みなさま体調管理は十分にお気を付けください

先日、地域エコノミストの藻谷浩介氏とNHK広島取材班の
里山資本主義を読みました。昨年の発売時から新聞などで
取り上げられて話題になっていてこの度、2014新書大賞を
受賞したそうで平積みされていたので買ってしまいました

NHK広島制作の番組が元で前半は中国地方での木材で
高層建築もできる新建材を作ったり木くずでペレットで発電
やボイラーを利用して石油高騰によるお金の流出を止めて
地域内でお金が回るようになった話やもっと本格的に
やっているオーストリアの話が載っていました

後半はIターンの若者や田舎ならではのお金を使わずできる
福祉施設の取り組みを紹介していて、世界を支配的に覆う
マネー資本主義に対する補助系統やもしも時の保険として
里山資本主義を考えてみてはいかが。という内容でした

資源としての森林との持続可能な共生や地域の相互扶助
など人や自然を活かす社会作りが里山資本主義らしい

マネー資本主義一本ではより多く効率よく儲けるのが重要で
肝心の人は安く少なくで最後は人のいない世界になりそう


                                 (正)

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