2014年4月30日号

ある精肉店のはなしを観ました   
陽射しも徐々に強くなり、ふと空を見ると少し盛り上がった
積雲がポッカリ浮かんでいて夏空になりつつあるこの頃
みなさまはいかがお過ごしでしょうか

先日、纐纈(はなぶさ)あや監督のドキュメンタリー映画
「ある精肉店のはなし」を観ました。大阪府貝塚市にある
飼育から屠畜・解体・販売まで行っている精肉店を長期間
取材したもので、昨年末に公開され未だにあちこちで
新たに上映される予定があります

当初からマスコミでも紹介され高評価を受けていて、辛口の
井筒監督も珍しく褒めていました。何か月も前から観ようと
思いつつ近場でやっていなかったり横浜上映を見逃したりで
四月になってしまい、関東では終了間際になってしまった

牛を殺す場面もあって肉が食べられなくなるかと思ったけど
大事に食べようと思った。という感想があり同感しました

被差別部落の話でもあるのですがそれを主張するでもなく
牛の皮でだんじり太鼓の革を張ったり、盆踊りしたり結婚式
したりを淡々と写し取るのでこちらが考えさせられます

現代では肉・魚だけでなく果物も皿に乗った状態でしか
知らない子供もいて食べ物のできるまでの絵本もあるとか

自分は虫と魚は随分殺したけど、家の鶏もしめてないなあ


                                 (正)

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