2015年5月27日号    

駆け込み女と駆け出し男を観ました         
あちこちで真夏日もあり、五月の夏日は最多記録だそうで
初夏の清々しさは何処へ行ったのかと思うようなこの頃
みなさまはいかがお過ごしでしょうか

先日、映画「駆け込み女と駆け出し男」を観てきました
時代は江戸時代後期で駆け込み寺に駆け込んだ女たちと
正式に寺に籠る前に一時預かりする御用宿で働き出した
医者見習いなのか戯作者見習いなのかの男を中心にした
ドタバタや深刻な話が繰り広げられる。離縁成立するまでの
二年余りの期間を切り取った映画です

主人公の信次郎は大泉洋で早口で言葉がポンポン出て
言い合いになったり、相手を言いくるめたりが小気味よく
役にはまってる感じでした。他に誰がいいか考えてみたら
阿部サダヲと堺雅人が浮かびましたが、どちらも舞台出身

芝居を観ることも少ないですが、新劇の大劇団に比べて
新興の小劇団は早口なところが多いんでしょうか
もっとも映画の原案は「東慶寺花だより」で作者井上ひさし
なので早口の印象はないのですが、未読なので分らない

映画は143分で長かったものの五人くらいの女人の話を
駆け足でやったふうになってしまいましたが、韓流ドラマなら
一人づつ丁寧に描いて一年続けてしまいそうです



                                 (正)

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