2016年6月1日号    

          ドレスデンの和解
六月になり梅雨の話題が出始めましたが、今年の冬は
雪が少なく現状では雨も少なく北関東のダムが心配だとか
みなさまはいかがお過ごしでしょうか

先週、オバマ米国大統領がヒロシマを訪問し慰霊碑に献花
しました。謝罪の言葉のあるなしが取り沙汰されましたが
心情的にはあった方がいいですが、核なき世界への一歩と
するなら僅かでも進むのなら意義があるんだと思います

それに先立ってドレスデンの和解の話を聞きました
第二次大戦後50年の95年に連合国に空爆され3.5万人が
犠牲になった追悼ミサに英国女王名代や米英軍の制服組
トップも出席し、ヘルツォーク独大統領の演説がありました

演説は空爆の告発や自責を求めず、死者への哀悼を捧げ
生命は生命で相殺できない、苦痛を苦痛で、追放を追放で
人間的な悲しみは相殺できない。といったものだそうで
解説がないと理解できそうにないですが、非難の応酬や
報復合戦では解決できません。ということでしょうか

当時、ジャーナリストの松尾文夫氏がドレスデンのニュース
を米国で見て、当事国の外交努力に感銘を受けたそうで
米大統領の広島訪問を10年以上前から働きかけていたとか

私といえば日本とアジアとの和解の状況も知らないです


                                 (正)

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