2016年2月10日号    

          ご主人と奥さん
大寒の寒さで血行の悪い自分はしもやけになりかけですが
立春を過ぎてまた暖かい時もあり何とか無事にと思うこの頃
みなさまはいかがお過ごしでしょうか

先日、新聞の読者の投稿欄にご主人や奥さんというのは
差別的表現なので別の言葉にした方がいいと思うけれど
思い付かない、学者でも誰でも考えて。ってな趣旨でした

夫を主人というのは以前から妻は使用人ではない。という
苦情は一般的なものになっていますが、解決していません
この際、おっとさん・つまさん、でいいじゃんというのは安易
でしょうか。夫・妻には差別的意味はなさそうな気がします
あったとしても知れ渡っていないので大丈夫かもしれない
和歌では夫も「つま」と読んでいたみたいだし

そもそもご主人・奥さんは何時から使ってるんでしょうね
江戸時代には武家か庄屋か大商家でしか使えないだろうし
庶民は長屋暮らしで顔見知りなので落語でやってるように
熊さん八っさんと名前で呼んでたのかもしれません

そう考えると歴史はかなり浅くて戦後高度成長期からかも
疑わしいのは訪問販売員、持ち上げるのにご主人・奥様と
言っていたのを就職で集まってきた人々が近所付合いで
名前もよく分らぬ相手を呼ぶのに便利に使いだした。とか


                                 (正)

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