2016年2月24日号    

          沈歯黙考
低気圧が周期的にやって来て春の気候になりスギ花粉も
飛び始めていますが、まだまだ寒い日が続いています
みなさまはいかがお過ごしでしょうか

先日、歯医者で歯を神経の間際まで削って被せたのですが
翌日まで少し痛みが残っていて、その後よくなりました
しかし、二・三日後に痛み出しこりゃ治療ミスか、別の虫歯か
周りの歯まで痛くなった。って、あれ、おや、よく観察したら
治療した歯は痛くない、痛いのは周辺で虫歯とも違うみたい

足を切断した人がないはずの足が痒いとか痛いと感じる
と、聞いたことがあるけど、歯も環境変化で神経がパニック
を起こしたのかも知れない。アレルギーも過剰に反応して
起こるわけだし、自分の体もの意思通りにいかないもんだ

もとから不随意筋や自律神経は意識外で、随意筋でさえ
個別に動かすことはできない。ということは自分で意識して
出来ることは案外少ないのかもしれない

近頃、腸は第二の脳というし、腸の博士が動物の主体は
腸で多く捕食するためやより上手く生きるために感覚器や
手足が発達した。と言っていたような気がする

とすると、自分の意識は命というタクシーに乗ってる客かな

などと考えてたら痛みもなくなった、歯医者はまたにしよ


                                 (正)

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