2016年5月11日号    

          パナマ文書
このところ風の強い日が多く、ワカメの養殖筏の片づけも
風の合間を見ての作業でしたが、ようやく目途が付きました
みなさまはいかがお過ごしでしょうか

先日、租税回避に関するパナマ文書が公開されました
膨大過ぎて調査が追い付かないようですが期待します
識者の意見では政治家や官僚は駄目だけど、会社だったら
株主に経営能力を問われるので節税のため利用するのは
普通だ。という傾向の話が多いように感じました

一方で企業理念などを見ると企業活動を通じて豊かな社会
や人々が幸せになれる社会に貢献する。みたいなことを
掲げてたりしますが、本音と建前の使い分けなんでしょうか

会社はそもそも効率的に利益を上げる為に作られた制度
だったんでしょうね。投資家に出資してもらうにしてもいかに
利益が出るか、が問題で社会に役立つとか感謝されるとか
の理念は何世紀も経って社会情勢がだんだん変ってきた
ので近年に付け加えたのかもしれません

まあ理念が立派で正直に経営していても、競争相手の会社
が節税で利益確保して大きくなっていったら太刀打ちできず
理念より利益が優先になってしまうのかもしれません

世界的に公正な規律を作らないと、どうにもなりませんね


                                 (正)

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